メッセージ
私たちbe.らぼらとりが運営するLadyBeeは、代表理事である翁長、渡部の両名が2人
の子どもを授かる中で感じた、女性のライフイベントとキャリアの両立にまつわるさまざまな葛藤や苦悩、「女性活躍」と言われながらも育児をしながら女性がキャリアを積み上げていくことの難しさや生きづらさといった原体験をもとに、女性のライフイベントとキャリアの両立を目的に立ち上げた事業です。
こうした私たちの原体験は、事業を運営しさまざまな女性たちと出会う中で、一家庭に限った話ではなく、日本全体の縮図であることを強く感じております。
英経済紙エコノミストによると、日本の女性議員割合は193か国中166位、女性管理職割合は1位のポーランド43%に対し14.8%と最下位となっており、日本は女性活躍推進において後進国と言えます。
また、総務省「労働力調査」(平成30年)では、女性の就業希望者237万人のうち73.1%が非正規職員・従業員での雇用形態を希望、求職しない女性の求職しない理由は32.6%が「出産・育児のため」であり、その経済損失額は1兆1,741億円ともされています。
一方、OECDが2020年にまとめた生活時間の国際比較データ(15~64歳男女対象)によると、有償労働時間の男女比(女性を1とした場合の男性の倍率)は1.7倍で国際比で1位、無償労働時間の男女比(男性を1とした場合の女性の比率)は日本が5.5倍と比較国中でダントツ1位となっています。
このように、家事や育児が大きく女性の負担になる中、近年では産後1年以内の女性の死因1位が自殺、児童虐待の増加も孤独な子育てによる心労が大きな要因となっており、社会における男女の格差、特に産前産後や子育て中の女性に対する社会の理解や社会的保障の低さは日本の大きな課題と言えるでしょう。
そのような中、2022年には、国で「女性活躍推進法の改正」「男性育児休業取得新制度の新設」「ハラスメント対策防止法」といった新たな取り組みが予定されています。今まさに、男女共に育休を取得するにあたり正しい知識を取得し、子育てやパートナーシップにおいて適切な役割を果たすことにより、産後うつや産後クライシス等の発生や女性の
キャリアの断絶などを防ぎ、パートナーのその後の社会的活躍のサポートに繋げるため、企業における環境の整備や従業員の意識改革は急務であります。
そして、女性活躍は、女性に限った問題ではありません。ダイバーシティ&インクルージョンという多様な人材を活かした組織は、厳しい環境変化に対しても強く、株式パフォーマンスが良いことは世界の常識になりつつあります。
強く柔軟な組織づくりのために、個々のパフォーマンスを最大に引き出すために、これからもLadyBeeでは「女性活躍推進」「ジェンダー平等」「仕事と育児の両立支援」の取組みに邁進し、男女の社会的格差の是正と少子化対策、地方経済における優秀な人材の損失を防ぐことで社会の発展へとつなげます。
2021年8月
代表理事 翁長 有希 ・ 渡部 真由美
代表理事プロフィール
翁長 有希(おなが ゆうき)
■資格・現職:
・一般社団法人be.らぼらとり 代表理事
・認定キャリア教育コーディネーター
(一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会認定)
・文部科学省委嘱CSマイスター
・一般社団法人沖縄キャリア教育支援企業ネットワーク 理事
・一般社団法人沖縄県キャリア支援・教育連携協議会 理事
■主な実績:
・キャリア教育コーディネート支援: 県内小学校~大学50件以上
・就職支援・キャリア教育関連事業マネジメント:50件以上
・ベビーキャリア教育:事業開発およびカリキュラム開発
■委員等就任実績:
・沖縄県振興審議会 学術・人づくり部会専門委員(2019-2021年度)
・沖縄県生涯学習審議会委員(2020年度-) 他
■研修・コンサルティング関連:
<自治体・学校向け>
・教育委員会・校長等管理職・教職員向け「キャリア教育の魅力と可能性」
・教育委員会・校長等管理職・教職員向け「これからの時代におけるキャリア教育の役割」
・教育委員会向け「コミュニティ・スクール導入に関するコンサルティング」
・教育委員会向け「地域コーディネーター養成研修」
<個人向け>
・地域コーディネーター・教育コーディネーター向け「教育コーディネーター養成講座」
・教育関係者向け「これからの時代の教育改革」(オンラインサロン)
・子育てママ向け「ベビーキャリア教育」「脳育おもちゃ講座」
■プロフィール
・2004年―大学卒業後、県内私立中学校・高校において教鞭をとる。教科は英語を専科とし、校務分掌としてクラス担任、進路指導部等を経験。
・2007年―県内の人材育成会社に転職。小学校~大学等を対象とするキャリア教育事業として従事。国・県・市町村等の委託事業を複数担当。
・2012年―同社にて代表取締役社長に就任。キャリア教育事業をはじめ、企業コンサルティング・地域活性化事業等を手掛ける。
・2016年―第1子妊娠を機に代表取締役社長を退任、同社退職。キャリア教育コーディネーターとしてフリーランスに転向。
・2017年―キャリア教育コーディネーターとしての活動をしながら、子育て支援団体MamaBeeを立ち上げ。子育てママ向けの講座やコミュニティスペースの運営を開始。2019年同団体を法人化し、一般社団法人be.らぼらとり代表理事に就任。
・2021年―第2子出産。
渡部 真由美(わたなべまゆみ)
▪️資格・現職:
国家資格キャリアコンサルタント
一般社団法人 be.らぼらとり 代表理事
一般社団法人 日本ベビーサイン協会 認定リーダー講師
株式会社パーソル総合研究所 ダイバーシティ・コミュニケーション認定講師
▪️主な実績:
《キャリアコンサルティング関連》
・就職・転職相談:300名以上
・組織内キャリア面談:1,000名以上 (産前産後&育児休職・復職に伴うカウンセリング多数)
・学生向け就職支援:300名以上
《研修関連》
◉自治体・各種団体
・ミス・インターナショナル世界大会 68ヶ国のミス向け「コミュニケーションワークショップ」
・沖縄ワタベウエディング株式会社 新入社員向け「キャリア研修」「タイムマネジメント研修」
・沖縄県豊見城市 経営者向け「プレゼンテーション研修」「ロジカルシンキング研修」
・沖縄県宜野座村 職員向け「チームビルディング研修」
・中国A+ 中国人向け「日本のおもてなしセミナー」
◉個人向けワークショップ ・フリーランス講師向け
「講座運営・講座作り研修(シナリオ作成、印象&プレゼンテーション力アップ)」
《その他(企画・コーディネート)》
・クライアント/自社向け新卒・中途採用戦略の企画・立案(採用コンセプト、広告企画、選考プロセス管理、採用アシスタント育成)
・クライアント/自社向け採用選考基準の策定・面接(コンピテンシー基準、面接マニュアル、面接員育成、面接の実施)
・自社向け新入社員、若手、中堅、マネジメント社員向け研修策定
・自社向けマネジメント・モラルサーベイ、従業員満足度調査策定
・自社向け勤怠管理、メンタルヘルスマネジメント、就業規則・各種人事制度改訂
・労働組合執行委員(ワーク/ライフ・バランス、労働対策、安全衛生、メンタルヘルス予防)
▪️プロフィール:
・2001年:就職氷河期で新卒求人数大幅削減の最中、人材コンサルティングのベンチャー企業に就職。新規事業の立ち上げ時期だったので、とにかく寝る間を惜しんでがむしゃらに働く。
・2004年:企業の内側から人材について深く向き合いたいと思い、日本で屈指の歴史ある大手メーカーに転職。毎年、新卒100名、中途50名を全国巡業して採用。後に教育の部署へ異動となり、社員の研修やキャリア面談を担当。労働組合執行委員を兼務し、主に女性向け相談窓口を担当。この頃から趣味でスキューバダイビングを始め、沖縄へよく行くように。
・2010年:沖縄の教育問題に興味関心を持ち、思いきって単身で沖縄へ移住。ITベンチャー企業へ転職し、人事のリーダーとして、採用、教育、労務管理・メンタルヘルス等、人事全般をマネジメント。毎年、従業員満足度調査や全社員キャリア面談を実施し、各種人事の制度設計を行う。また、社外から声がかかり、「接遇・マナー」「プレゼンテーション」「チームビルディング」「コミュニケーション」など、研修やセミナー等を多数実施。
・2016年:長男を出産し、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみたいと思い、日本ベビーサイン協会にて、ベビーサイン講師資格を取得。育休中の時間を活用して、自身のベビーサイン教室を開く。
・2017年:一年間の育休を取り復職したが、そのタイミングで会社が倒産の危機に見舞われ退社。図らずもフリーランスを選択することになったが、自身が出産・子育てを経験する中で感じた母親の”生きづらさ”から、「ママ一人ひとりに自分らしい子育てスタイルが見つかりますように」との想いで「MamaBee」を立ち上げる。
・2018年:中国蘇州にて「日本のおもてなし」のセミナーを実施し、サービス業に携わる中国人500名が参加。日本流の「接遇・マナー」について海外での初仕事を経験。
・2019年:次男を出産後3ヶ月で、一般社団法人be.らぼらとりを共同設立。
・2020年:自身の仕事と子育て、仕事と介護、キャリアとライフイベントの狭間で葛藤してきた経験から、女性たちのキャリアデザインを後押ししたいと強く思い、LadyBeeキャリア塾をスタート。ミッションは「女性ならではの”働く”を輝かせる。」こと。
ミッション・ビジョン
ーMISSIONー
女性ならではの”働く”を輝かせる。
ーVISIONー
今も10年先もその先も。
働く女性のキャリアに寄り添い伴走する。
LadyBeeでは、
SDGs「1.貧困をなくそう」「5.ジェンダー平等を実現しよう」「8.働きがいも経済成長も」の目標を持って活動します。
組織概要
名称 一般社団法人be.らぼらとり(MamaBee)
住所 〒900-0004 沖縄県那覇市銘苅1丁目6-2 201
電話番号 098-914-1006
メールアドレス mamabee@mamabee.org
設立 2019年(令和元年)5月27日
役員構成
代表理事 平良 有希(翁長有希)
代表理事 渡部 真由美
理事 奥 真由美
理事 浦井 啓子
理事 下向 依梨
理事 松田 雅子
監事 我那覇 聖
目的
「一人ひとり全ての子どもが生まれながらにして、素晴らしい資質・能力を持ち備えている」との考えのもと、その資質・能力を最大限に引き出し育てることのできる社会環境づくりを目的とし、特に子どもの育ちに大きく影響を与える子育て期のママやその他家族に対する子育てサポートの充実を図るなど、その目的に資するために次の事業を行う。
(1)子育てに関する講座・イベント等の実施
(2)子育てに関する情報発信事業
(3)子育てを支援する講師・インストラクター等の人材育成および教育研修事業
(4)保育・福祉関係者に対する研修事業
(5)出版事業
(6)機材等のレンタル
(7)物品・教材等の販売
(8)子育て支援推進に関する調査、研究、情報提供および提言事業
(9)子育て支援環境整備等へのコンサルティング事業
(10)キャリア支援事業
(11)その他当法人の目的を達成するために必要な事業